人 生 後 半 を 楽 し み た い

アメリカで見つかった小さな癌の記録 ⑩ / 乳腺外科医の初診

(2023年 梅雨)

目次

まず予約

乳腺外科医に予約する前に、何人かの乳腺外科医を紹介された。

自分で選ぶんだね

顔写真や卒業した大学の他、評価の点数(ポイント)が書いてあるらしい。

ポイントって、、、アメリカの医師も大変だ。

アメリカの医療や病院、医師、セカンドオピニオンって言われても、何もわからない。

いろいろ調べて予約するのはすべて夫で、私は当日行くだけ。

ドクターが来るまで

面談は乳房生検をした病院とは別のちょっと遠い病院(分院)まで行った。

話し合い、面談というから会議室みたいなところかと思っていたら、診察ベッドがある部屋に通された。

今回もまた動く医療通訳さんと一緒に。

まず腕に血圧計、口の中に体温計、指に酸素濃度計でバイタルチェック。

3ついっぺんにやったのは初めてで意外と難しく、体温計を落としてしまった。

ナースなのか?スタッフなのか?

トレーニーのアフリカ系アメリカ人のお姉さんの鼻のピアスが気になって仕方ない。

⇩こんな感じなんだけど、

鼻の中に ⇩ こういうのが入っている。初めて見た。鼻の穴の中ピアスっていうのかな?

そんなことはいいとして、、、

もう1人ナース?がいて、その他既往歴や質問事項があって、また通訳さんを通すので時間がかかった。

2人が部屋を出て行き、別の女性が入ってきた。

資料を持ちながら、医療通訳機を押しながら、途中引っかかりながらドタドタ入ってきた。

ナースかと思ったらドクターだった。

ドクターもナースもスタッフも誰も白衣ではなく、同じTシャツを着ているのでわからない。

そして面談する乳腺外科医はてっきり男性ドクターだと思っていたので、女性でビックリしたけれど女性でよかった。

後からわかったけれど、この病院の乳腺外科には男性ドクターはいない。全員女性ドクターだ。

明るく元気なドクターだ。

説明

私がここの病院に来るまでの経緯と現在の状態とこれからの手術と治療を紙に書きながら説明があった。

予習をしておいたから説明の内容はわかる。丁寧に説明してくれた。

  • ADHは切除生検をして、癌との関連性の可能性を排除する。
  • ADHだけだったらリスクスクリーニングを行う。
  • 癌があれば、追加治療(放射線、薬物療法)の必要性を話す。
  • 15~20%の確率で、前浸潤がんまたは浸潤がんが見つかる可能性がある。
  • 石灰化とその周りの組織を含むように、通常1cm程度を切除する。

その他麻酔についてや1週間前から飲んではダメなサプリや注意事項もあった。

サプリが喉に詰まってからはもう飲まなくなった。
癌について調べていたらサプリは
あまり飲まない方がいいと記事も見たし

アメリカだと非浸潤じゃなく
前浸潤って言うんだ

一番気になったのは左乳房の石灰化(今回の悪い部分)は、とても小さいので見えたり触ってわかるのモノでは無いからMagseed(MAGNETIC SEED LOCALIZATION)を入れるという事。

それからセカンドオピニオンの為に、検査結果やいろいろをメールで送ってくれると言う。

セカンドオピニオンって日本でも今はもう普通の事なんだろうけれど、今までの結果やこれからやる事すべて送ってくれるってビックリした。

その後、診察してもらった。

ドクターは大きな指輪をしていたけれど、それを外して消毒していた。

まず首から触診が始まる。

血だらけの日の乳房生検の跡を見て「痛々しいけれど、これは自然に治る」と言っていた。

あの日の乳房生検後、左の傷はそうでも無かったけれど、大出血した右は内出血で広範囲で紫色になり5㎝くらいのしこりが出来た。

初めは痛かったけれど、だんだん色も薄く黄色くなるにつれて痒くてしょうがなかった。

最後にドクターと握手をして面談は終了。病院には1時間いた。

左胸にはSEED LOCALIZATIONの為のCLIPというのが、乳房生検の時に入れられているらしい。

帰宅後は一番気になるMagseed(MAGNETIC SEED LOCALIZATION)について調べ続けていた。

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