信州・松本にある「24時間、365日対応」の病院の内科医が主人公の小説。
北アルプスが目に浮かぶ。プロローグから「うわぁー」となるくらい。
長年行きたいと思っている山やホテルが登場する。
これはいつか行くしかない
しかも冬。
冬はちょっとシンドイけれど行く価値があるんだと思う。
病院が舞台だから死は仕方ないけれど悲しい。涙が出る。
相変わらず激務の医師とそれを支える看護師の仕事ぶりには感服する。
細君を大事にしている登場人物がたくさんいるのが素敵だし、夫婦の仲がとても良い。
前回の「神様のカルテ」で初めは読んでいて文体が気になった。
しかしその後、癖になった古臭い難しい文体。
そして知らない言葉が出てくるので調べながら読んでいる。
少し賢くなった気がする。
信州の山々、コーヒーや日本酒、将棋、星座、望遠鏡、カメラ、着物
それと読みたいと思っていた本が合間に次々登場してそれも楽しい
信州は星もたくさん見える。
やっぱり信州いいな。